Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「楽天」や「LINE」の偽メールに注意 - 警告を無視するよう指示

「楽天」「LINE」など著名なサービスを装うフィッシングが相次いで確認されている。類似した攻撃が次々と展開されており、注意が必要だ。

「楽天」を装ったフィッシングメールは、「支払い方法の承認ができず、rakutenプライムの無料体験を利用できない」などと記載。あたらしい支払い情報の入力が必要などと説明し、偽サイトへ誘導していた。

楽天では、会員向けに「楽天プレミアム」は提供しているものの、「rakutenプライム」なるサービスは存在しない。「Amazon」を装ったフィッシングメールとの類似点もあり、他ブランドで送信されたフィッシングメールを再利用していると見られる。

一方「LINE」のフィッシングメールでは、「異常ログインされた」などとして、ウェブサイト上で検証を行うよう求める内容だった。

他端末でアカウントが使用されようとしている警告メッセージが届いても自身の操作なので問題ないなどと説明。警告を無視して操作を続けるよう促していた。また8時から15時までの間に検証作業を行うよう求めており、攻撃者が稼働している時間帯である可能性が高い。

フィッシング対策協議会では、これらサイトの閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターに調査を依頼するとともに、類似した攻撃に注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
フィッシング攻撃で日本赤十字社のメアドになりすまし
JR西日本の会員サービスを装うフィッシング攻撃に注意
「ビックカメラ」からの「異常通知」装うフィッシング攻撃
「支援金5万円」とだますフィッシング - 偽マイナポータルへ誘導
「口座が凍結されました」 - ゆうちょ銀装うフィッシングに注意
「マネロンのおそれ、対応しないと法的措置」と脅すフィッシング
「給付金に関するお知らせ」などと内閣府かたる詐欺メール
「dカード」利用者を狙う偽メール - 架空の利用照会など複数文面で
「メルカリ」利用者狙うフィッシング - 本人確認サービスへ誘導