Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「sudo」に権限設定バイパスのおそれ - rootでコマンド実行可能に

UNIXやLinuxなどで利用されている「sudo」に権限設定がバイパスされるおそれがある脆弱性が明らかとなった。開発チームやセキュリティ機関では注意を呼びかけている。

sudo権限をもつユーザーが、「ALL」キーワードによって任意のユーザーとしてコマンドを実行できるよう設定されている環境において、許可していない場合であってもroot権限でコマンドの実行が可能となる脆弱性「CVE-2019-14287」が明らかとなったもの。

開発グループでは、脆弱性を修正した「同1.8.28」をリリースした。同脆弱性が明らかとなったことを受け、各ディストリビューションにおいてもアップデートの提供を開始。JPCERTコーディネーションセンターなども注意喚起を行っている。

(Security NEXT - 2019/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み