Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数のSAMLライブラリに脆弱性 - 認証回避のおそれ

複数のSAMLライブラリに実装上の問題が存在し、シングルサインオンにおいて異なるユーザーになりすまして認証できる脆弱性が存在することが明らかになった。

脆弱性を報告したDuo Securityによると、今回明らかとなった脆弱性は、シングルサインオンなどの認証で利用されるXMLベースの「SAML(Security Assertion Markup Language)」を処理する一部ライブラリ。

これらライブラリを用いたSAMLベースのシステムにおいて、「DOMトラバーサル」「XML正規化API」のXMLノードにおけるコメント処理に問題があり、XML署名を正しく検証しないという。アクセス権を持つ攻撃者が脆弱性を悪用すると、SAMLデータを改ざんし、別のユーザーとしてパスワードなしに認証することが可能となる。

脆弱性は、Duo Securityが提供する「Duo Network Gateway」のほか、OneLoginが提供する「python-saml」「ruby​​-saml」や、Cleverの「saml2-js」のほか、「OmniAuth-SAML」「Shibboleth」などのライブラリが影響を受ける。CVE番号は、それぞれ「CVE-2018-7340」「CVE-2017-11427」「CVE-2017-11428」「CVE-2017-11429」「CVE-2017-11430」「CVE-2018-0489」。

今回の脆弱性が明らかとなったことを受け、セキュリティ機関では最新のライブラリにアップデートするよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/03/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

北朝鮮悪用のFlash脆弱性、広く悪用される状態に - 海外中心に攻撃が拡大、国内でも
脆弱性「Drupalgeddon 2.0」、実証コード公開で攻撃段階に
「Cisco WebEx Clients」に深刻な脆弱性 - ファイル共有でコード実行のおそれ
「OpenSSL」のRSA鍵生成時に秘密鍵取得されるおそれ - 次期更新で修正予定
「Drupal 8」に「Drupalgeddon 2.0」とは異なるあらたな脆弱性 - 重要度は「中」
「Chrome 66」でセキュリティに関する62件を修正 - サンドボックス「Site Isolation」をトライアル
攻撃狙う「Cisco Smart Install」は「デフォルトで有効」 - IOS利用者は注意を
国内でも「Drupalgeddon 2.0」を観測 - 「Drupal」利用者はアップデート状況の確認を
スマート電球など身近な複数IoT機器に脆弱性 - ファームウェアの確認を
「Java SE」に14件の脆弱性 - アップデートが公開