クライアントライブラリ「MQTT.js」にサービス拒否へ陥る脆弱性
「MQ Telemetry Transport(MQTT)」プロトコルのクライアントライブラリである「MQTT.js」に脆弱性が含まれていることが明らかになった。
同ライブラリにおいて、「PUBLISH」のパケットによりオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2017-10910」が存在することが明らかになったもの。多数のパケットを受信するとサービス拒否に陥るおそれがあるという。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、富士通研究所の坂口昌隆氏、野田敏達氏、兒島尚氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。
開発者より脆弱性を修正した「MQTT.js 2.15.0」が公開されており、アップデートを実施した上でアプリケーションをリビルドするよう注意が呼びかけられている。
(Security NEXT - 2017/12/25 )
ツイート
PR
関連記事
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
