Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本アンテナのネットワークカメラに脆弱性 - 緩和策の実施を

日本アンテナが提供するネットワーク対応カメラ「ドコでもeye Smart HD(SCR02HD)」に複数の脆弱性が含まれていることが判明した。

同製品において、OSコマンドインジェクション「CVE-2017-10832」やアクセス制御の不備「CVE-2017-10833」が存在し、リモートより悪用されるおそれがあることが判明したもの。

さらにログイン権限がある場合、任意のPHPコードを実行できる脆弱性「CVE-2017-10835」やディレクトリトラバーサル「CVE-2017-10834」などの悪用が可能だという。

三井物産セキュアディレクションの白石雅氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。脆弱性を修正するプログラムは提供されていない。

日本アンテナでは、初期設定のパスワードを避けたり、公開されている無線LANでの使用を避ける、ルーターなどによる外部ネットワークからのアクセスを制御するなど、緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差
MS、月例セキュリティ更新80件を公開 - 「緊急」8件などに対応