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日本年金機構職員が窃盗容疑で逮捕 - 個人情報を持ち出しで

大阪府警は、年金加入者の個人情報を盗んだとして、日本年金機構の職員を6月29日に窃盗の容疑で逮捕した。

同機構によれば、当時淀川年金事務所に所属していた職員が、年金加入者の個人情報を不正に持ち出していたという。

同機構で定期的に実施している職員の持ち物点検をきっかけに疑惑が浮上。その後の内部調査により秘密保持義務違反の疑いが濃厚になったため、2月17日に同府警に告発していた。

同機構では今回の逮捕を受け、同職員を6月29日付けで懲戒解雇処分とした。また今後の捜査により、個人情報の漏洩が判明した年金加入者には個別に謝罪し、要望に応じて基礎年金番号の変更を行うとしている。

(Security NEXT - 2017/06/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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