Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Workstation」に複数の脆弱性 - アップデートがリリース

「VMware Workstation」に複数の脆弱性が判明した。Windows版、Linux版の双方に影響があり、脆弱性へ対処したアップデートがリリースされている。

今回明らかとなった「CVE-2017-4915」は、「同Pro」「同Player」のLinux版において、意図しないライブラリファイルを読み込む可能性がある脆弱性。

脆弱性を悪用された場合、本来権限が与えられていないホストユーザーによって、ルート権限を取得されるおそれがあるという。重要度は4段階中2番目にあたる「重要(Important)」。

また同製品のWindows版では、NULLポインタ参照の脆弱性「CVE-2017-4916」が判明。ノーマルユーザー権限を持つホストユーザーによって、ホストマシンのサービス拒否が引き起こされるおそれがある。同脆弱性の重要度は、4段階中3番目にあたる「中(Moderate)」とレーティングされている。

同社では、これら脆弱性を解消した「同12.5.6」を用意。利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開