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日立、FinTechへ金融機関の認証情報提供が不要となるAPI連携サービス

日立製作所は、金融機関のシステムとFinTechサービスのデータ連携を実現する「金融API連携サービス」の販売を開始した。2017年2月より順次提供開始する。

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サービスの概要(図:日立製作所)

同サービスは、金融機関のシステムと、預金情報などのアグリゲーション機能を提供するFinTechサービスのデータ連携を支援するソリューション。

同サービスの導入により、FinTechサービスに金融機関の認証情報を提供することなく、API連携により金融機関のデータをFinTechサービスに読み込むことが可能。必要なデータのみ送信するため、システムへの負荷を軽減できるほか、ウェブインタフェースの仕様変更などの影響を受けなくなる。

具体的には、国内金融機関向けに普通預金の口座情報を参照できる「銀行API連携サービス」と、同社のオンラインバンキング共同センターサービス「FINEMAX」の加盟機関向けにインターネットバンキングのIDに関連する口座情報を参照できる「FINEMAX API連携サービス」を用意。後者では個人のインターネットバンキングに加え、投資信託や法人向けのAPI連携も実現する。

(Security NEXT - 2016/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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