Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム暗号化からの復旧、約1割の専門家は「自信ない」

ランサムウェアの感染により暗号化されたデータについて、セキュリティの専門家であっても、約1割は復旧について悲観的な見方をしていることがわかった。

20160915_tw_001.jpg
各会場ごとのアンケート結果。いずれも10%前後が自信がないと回答している(グラフ:Tripwire)

Tripwireが、ラスベガスで開催されたセキュリティカンファレンス「Black Hat 2016」に参加した220人超のセキュリティ専門家にアンケートを実施し、結果を取りまとめたもの。

所属組織においてランサムウェアの感染から、重要なデータを失うことなくリカバリできるか尋ねたところ、34%は「非常に自信がある」と回答。「ある程度自信がある」が57%で続き、91%は復旧への自信を見せた。一方、9%は「自信がない」と悲観的な見方を示している。

同社は、サンフランシスコ開催の「RSA Conference 2016」と、ロンドン開催の「Infosecurity Europe 2016」でも同様のアンケートを実施しているが、「非常に自信がある」と答えた割合はそれぞれ38%と32%と3割強でほぼ同水準。同様に「ある程度は自信がある」との回答は約半数で、いずれも13%は「自信がない」と答えた。

また「Black Hat 2016」会場のアンケート対象者に組織が直面しているセキュリティの脅威について尋ねたところ、「フィッシング」が22%で最多。「サイバースパイ(20%)」「ランサムウェア(19%)」が続いた。

(Security NEXT - 2016/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

38%の企業がセキュリティ投資を増額 - それでも65%は「不足」
ネットユーザーの6割弱がバックアップ未実施 - 復旧予算は5000円以下が8割
対応コストともなう「サイバー攻撃」「内部犯行」、43.9%が経験
執拗な攻撃で組織へ侵入、感染するランサムウェア「SamSam」 - 被害は約590万ドルに
重要インフラの3社に1社でランサム被害 - 11%は感染20台以上
ビジネスパーソンの3割が「ランサムウェア」を認知 - 内容理解は1割強
2017年4Qの新種マルウェア、6336万件で過去最悪 - ランサムも大幅増加
企業の約8割が「BEC」を経験 - 件名に「Re:」「Fwd:」追加が1.5倍
2017年の新種ランサムウェア、前年比62%増 - 「WannaCrypt」検出、日本は2位
2018年1Q、仮想通貨発掘マルウェアが急増 - ランサム攻撃は大幅減