SambaとMS、脆弱性「Badlock」を修正 - 公開直後より悪用される懸念も

「Badlock」として、修正が事前に予告されていた「Windows」と「Samba」に関する深刻な脆弱性に対し、修正プログラムが予定通りマイクロソフトの月例セキュリティ更新にあわせてリリースされた。公開後は脆弱性が悪用される可能性が高いとされており、注意が必要だ。
問題の「CVE-2016-2118」は、Samba Coreチームに所属する独SerNetのStefan Metzmacher氏が発見した脆弱性。
「Security Account Manager Remote(SAMR)」や、「Local Security Authority Domain Policy(LSAD)」といったリモートプロトコルの処理に関する脆弱性で、悪用されると「マンインザミドル攻撃(MITM攻撃)」を行われたり、サービス停止に追い込まれるおそれがある。
具体的な被害としては、「Samba」で構築した「Active Directoryサーバ」において、ユーザーのパスワードハッシュなどデータベースの情報が摂取されたり、改変される、重要なサービスが停止されるといった悪用のおそれがあるという。またADサーバ以外の「Sambaサーバ」でも、ユーザーやファイル、ディレクトリの権限が変更される可能性がある。
同脆弱性へ対応した修正版として、Sambaの開発チームは、「Samba 4.4.2」「同4.3.8」「同4.2.11」をリリース。マイクロソフトでは、「SAM」および「LSAD」リモートプロトコル用のセキュリティ更新プログラムとして「MS16-047」をリリース。認証レベルが強制的にダウングレードされる「CVE-2016-0128」に対して、認証レベルを処理する方法を変更することで対応した。
また「Badlock」に関連した「Samba」の脆弱性として「CVE-2015-5370」「CVE-2016-2110」「CVE-2016-2111」「CVE-2016-2112」「CVE-2016-2113」「CVE-2016-2114」「CVE-2016-2115」が明らかとなっており、あわせて修正されている。
(Security NEXT - 2016/04/13 )
ツイート
PR
関連記事
「Java SE」にセキュリティ更新 - 脆弱性11件を修正
Oracle、四半期定例パッチをリリース - のべ481件の脆弱性に対応
「Apache Airflow」にRCE脆弱性 - 評価に大きな差
ログ分析基盤「CrowdStrike LogScale」に深刻な脆弱性 - 修正版へ更新を
「MOVEit WAF」に検知回避の深刻な脆弱性 - 早急な対策を
LLM基盤「SGLang」に脆弱性 - API外部公開で高リスク
米当局、脆弱性8件の悪用確認 - 4件は3日以内の緊急対応求める
「SKYSEA Client View」などに権限昇格の脆弱性 - 修正を呼びかけ
「Junos OS」などに脆弱性 - 運用スクリプトを許可する環境に影響
オムロン製UPSのWindows向け管理アプリに脆弱性 - 修正版が公開
