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エフセキュア、SNS不正利用を指摘された従業員を調査

SNSにおいて、エフセキュアの従業員とされる人物が、規約に反して個人情報を収集したとして、炎上騒ぎへと発展している。同社は今回の問題を受け、調査中であることを明らかにした。

問題の人物は、Facebook上へ投稿された政治的な内容に対し、共感を示した人物が公開している個人情報を収集、リストとして公開したとされている。

Facebookでは、個人情報を許可なく収集することを禁止しており、他ユーザーの発言などからリストを公開した人物の特定がはじまり、エフセキュアの従業員の名前が挙がり、炎上騒ぎへと発展した。

同社は今回の問題について、従業員に行動規範の基準を設けており、今回の問題について重く受け止め、調査を進めていると説明。

名前が挙がった従業員が在籍していることを認めた上で、同従業員は重要データなどへのアクセスを行っていないとし、顧客やサービスへの影響を否定。同社は引き続き調査を実施し、あたらしい情報がわかり次第、報告するとしている。

(Security NEXT - 2015/11/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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