Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BIND 9」にサービス拒否の脆弱性 - DNSSEC検証で影響受ける可能性

「BIND 9」に、異常終了するおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。Internet Systems Consortium(ISC)や日本レジストリサービス(JPRS)など関係機関では注意を呼びかけている。

トラストアンカーの自動更新における例外処理の実装に脆弱性「CVE-2015-1349」が判明したもの。同機能を持つ「同9.7」以降のバージョンが影響を受ける。

DNSSECによる検証を有効化し、トラストアンカーの自動更新機能を利用している場合に、特定の条件が重なるとリモートよりDoS攻撃が可能になるという。リモートからの攻撃は難しいものの、攻撃者がネットワークを制御できる場合は、攻撃を受けるおそれがあるという。

ISCではアップデートの提供を開始しているが、「同9.8」以前に関しては、サポートが終了しているため、パッチの提供は行われないため注意が必要だという。

(Security NEXT - 2015/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Langflow」に未修正脆弱性、緩和策を - 報告者「修正が後回し」
深刻な「React」脆弱性、米当局が悪用に注意呼びかけ
解析ライブラリ「Apache Tika」に深刻なXXE脆弱性 - コア部分も更新を