「BIND 9」にサービス拒否の脆弱性 - DNSSEC検証で影響受ける可能性
「BIND 9」に、異常終了するおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。Internet Systems Consortium(ISC)や日本レジストリサービス(JPRS)など関係機関では注意を呼びかけている。
トラストアンカーの自動更新における例外処理の実装に脆弱性「CVE-2015-1349」が判明したもの。同機能を持つ「同9.7」以降のバージョンが影響を受ける。
DNSSECによる検証を有効化し、トラストアンカーの自動更新機能を利用している場合に、特定の条件が重なるとリモートよりDoS攻撃が可能になるという。リモートからの攻撃は難しいものの、攻撃者がネットワークを制御できる場合は、攻撃を受けるおそれがあるという。
ISCではアップデートの提供を開始しているが、「同9.8」以前に関しては、サポートが終了しているため、パッチの提供は行われないため注意が必要だという。
(Security NEXT - 2015/02/19 )
ツイート
PR
関連記事
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell CloudLink」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
