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2014年3Qの情報漏洩事件は320件、JALが深刻度世界9位 - 米SafeNetまとめ

事故が発生した業態を、件数ベースで見ると、「小売業」では約15%にあたる47件の事件が発生。次に多かったのが「テクノロジー、ソーシャルメディア、その他オンラインサービス業」で38件。「金融サービス」は33件だった。

一方、被害にあったデータの件数ベースで見ると順位が入れ替わる。「金融サービス」の被害は、約42%にあたる7760万5972件と最多。5721万6390件で約31%を占めた「小売業」が続く。「テクノロジー、ソーシャルメディア、その他オンラインサービス業」では、約20%にあたる3641万5080件が被害にあった。これらで全体の約93%を占めている。

同社は深刻度の高さから順位付けを行っている。トップは米JP Morgan Chase、2位が米Home Depotだった。3位は2700万人分の個人情報が漏洩した韓国の事件が入っている。また国内企業では、日本航空(JAL)で発生した不正アクセスによる顧客情報漏洩事件が、世界で9番目、アジア地域で2番目に深刻な事件であると評価している。

(Security NEXT - 2014/11/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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