Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、他社と対策状況を比較できる診断ツールのデータを刷新

情報処理推進機構(IPA)は、企業におけるセキュリティ対策状況を自己診断できる「情報セキュリティ対策ベンチマーク」の最新版となる「同バージョン4.3」を公開した。

同システムは、組織や企業におけるセキュリティ対策の取組状況について、ウェブ上で質問に回答することで診断できるツール。2005年8月より公開している。

セキュリティ対策の取り組みに関する27項目の質問と、企業プロフィールに関する19項目の質問に回答すると、診断結果が散布図やレーダーチャート、スコアなどで自動的に表示される。

9月30日時点で利用件数は2万8000件。診断のための基礎データとして9637件が提供されており、自社の対策状況と他社の対策状況を比較できるのも特徴。

最新版では、診断の基礎データを刷新。2010年4月1日から2014年9月30日までの4年6カ月間に提供された診断データについて、重複を整理した3056件を診断の基礎データとした。また同時に、英語版のバージョン4.3も公開している。

また、診断の基礎データとした3056件を統計処理し、「診断の基礎データの統計情報」として公開した。

(Security NEXT - 2014/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
政府や独法関係者対象にCTFコンテスト「NISC-CTF」を開催
2024年春季の登録セキスペ応募者、前年から13.3%増
効率的な脆弱性対策を支援するオンラインセミナー開催 - IPA
先週注目された記事(2024年3月3日〜2024年3月9日)
Apple、Macやスマデバのアップデート公開 - ゼロデイ脆弱性を解消
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
「iOS」「iPadOS」のゼロデイ脆弱性について注意喚起 - 米当局
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2024」の解説書を公開 - 活用法なども紹介
「iOS」や「iPadOS」にゼロデイ脆弱性 - アップデートで修正