Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PowerShell」を悪用するランサムウェア - Tor上でBitcoinによる支払を強要

トレンドマイクロは、5月ごろよりMicrosoftがWindows向けに用意している「PowerShell」を悪用するランサムウェアが出回っているとして注意を呼びかけている。

今回確認されたのは、トロイの木馬である「TROJ_POSHCODER.A」。Windows向けのシェルやスクリプト言語「PowerShell」を悪用するもので、ランサムウェアにおいては珍しいケースだという。同マルウェアの被害は米国において拡大していた。

「PowerShell」により端末内のファイルを暗号化し、外部へ暗号鍵を送付。端末内のファイルについて暗号化を完了すると、英文にメッセージを表示し、「Tor Browser」を用いてTor内のサイトへアクセスするよう求める。誘導先のウェブサイト上では、復号化のための鍵と引き替えに 1BTC(Bitcoin)を支払うよう求め、指示に従わない場合は10日後に、サーバに暗号化に用いた鍵を削除すると脅すという。

セキュリティ対策ソフトによる感染の検知を隠蔽するために「PowerShell」を利用していると同社は分析。ランサムウェアにおいて改良が進んでいるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

38%の企業がセキュリティ投資を増額 - それでも65%は「不足」
アクロニス、バックアップソフトに新版 - ランサム対策を強化
ネットユーザーの6割弱がバックアップ未実施 - 復旧予算は5000円以下が8割
対応コストともなう「サイバー攻撃」「内部犯行」、43.9%が経験
執拗な攻撃で組織へ侵入、感染するランサムウェア「SamSam」 - 被害は約590万ドルに
定例パッチ公開日、盆休みを直撃 - 夏期休暇に備えてセキュリティ対策を
重要インフラの3社に1社でランサム被害 - 11%は感染20台以上
マルウェア配信担う自己拡大型トロイの木馬に警戒 - 復旧に1億円超えも
「情報セキュリティ白書2018」が発売 - PDF版はアンケート回答で無料
ランサムウェアの感染被害が発生、運行には影響なし - 多摩都市モノレール