Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IEの未修正脆弱性、「Poison Ivy」によるゼロデイ攻撃に悪用される

Internet Explorerに未修正の脆弱性が発見された。トロイの木馬をインストールする攻撃が発生しているとしてセキュリティベンダーが注意を呼びかけている。

今回の脆弱性は、セキュリティ研究者であるEric Romang氏が、ブログ上で発表したもの。8月にゼロデイ攻撃が発生したJavaの脆弱性「CVE-2012-4681」を調査している際に発見したという。

日本マイクロソフトでは、セキュリティアドバイザリで標的型攻撃に関する報告を受けたことを公表。さらにAlienVaultは、サイバー攻撃に用いられるリモートアクセスツール「Poison Ivy」で作成されたと見られるトロイの木馬をインストールする攻撃を確認したことを明らかにしている。

すでに問題の脆弱性は、検証用セキュリティツール「Metasploit」へ登録されていることからも、今後攻撃に対して注意する必要がある。

(Security NEXT - 2012/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、Macやスマデバのアップデート公開 - ゼロデイ脆弱性を解消
「iOS」「iPadOS」のゼロデイ脆弱性について注意喚起 - 米当局
2月修正のWindows脆弱性、北朝鮮グループがゼロデイ攻撃に悪用
Ivanti、「外部整合性チェックツールICT」の機能強化版を公開
IvantiのVPN製品脆弱性、限定的な攻撃から多様な攻撃へと発展
米当局、「Cisco ASA」など悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
Windowsのゼロデイ脆弱性「CVE-2024-21412」、昨年12月下旬より悪用
「Exchange Server」の脆弱性、すでに悪用 - MSが2月のパッチ情報を更新
Ivanti製品のあらたなゼロデイ脆弱性 - 米当局が3日以内の対応を要請
Ivantiがアップデートをリリース - あらたなゼロデイ脆弱性も公表