Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

W杯の背後で「サッカーロト」に便乗するフィッシング - 興味本位のアクセスも危険

米McAfeeによれば、南アフリカで開催中のワールドカップに関するロトくじのキャンペーンに見せかけた英文のフィッシングメールが出回っているという。

同社が確認したのは、「FIFAワールドカップのロトキャンペーン」「くじで約122万ドルの賞金が当選した」などW杯の人気に便乗するメールを送りつける手口で、20種類近いフィッシングメールが発生しているという。クレジットカード関連情報などは要求しておらず、携帯電話情報を求めるものだった。

今回の攻撃についてMcAfeeは、クレジットカード情報の入力を求めないことで本物らしさを演出していると分析。しかしながら興味本位で個人情報を提供するユーザーを狙っていたり、ウェブサイト上で脆弱性に対するゼロデイ攻撃を行うケースも考えられるため、油断して安易にウェブサイトを訪れないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「再配達にはサービス料」、クレカ情報など狙う偽日本郵便に注意
Amazon関連ドメイン取得、3週間で700件以上 - プライム感謝祭を標的か
偽「国勢調査」に注意 - 罰則で不安煽り、記念品で関心引く
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
巧妙な「フィッシング」、電話で操作指示も- 不正送金被害が発生
Appleをかたるフィッシング攻撃が増加中 - 「支払情報更新」など偽装
教職員に多数の標的型攻撃メール、アカウント詐取被害 - 大体大