Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Reader」「Acrobat」にゼロデイ脆弱性 - パッチは来月中旬までに提供

Adobe Systemsは、「Adobe Reader」や「同Acrobat」に深刻な脆弱性が含まれているとしてアドバイザリを発表した。

脆弱性が見つかったのは、それぞれのバージョン9.2やそれ以前のバージョン。Windows版やMac版、UNIX版に影響があり、脆弱性が攻撃を受けた場合、システムが乗っ取られる可能性がある。

すでにゼロデイ攻撃についても報告されている。同社では、2010年1月12日までにアップデートを提供する予定で、提供まで「JavaScript」をオフにしたり、「Microsoft DEP」の活用など緩和策を実施するよう呼びかけている。

Security Advisory for Adobe Reader and Acrobat
http://www.adobe.com/support/security/advisories/apsa09-07.html

Adobe Systems
http://www.adobe.com/

(Security NEXT - 2009/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Airflow」に脆弱性 - 接続情報が漏洩するおそれ
「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「SolarWinds WHD」に深刻な脆弱性 - 過去の修正をバイパス
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件を修正