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507件分の顧客情報が保存された携帯端末機が盗難に - 北海道ガス子会社

北海道ガスは、2月23日、子会社である北ガスジェネックスにおいて、507件分の顧客情報が保存されたガスメーター検針用の携帯情報端末機1台が、盗難被害に遭ったと発表した。

同社によれば、2月24日、検針作業員が作業に向かうために車両に乗り込んだところ、助手席のドアキーが壊され、車内に保管していた端末機が紛失していることに気づいたという。前後の経緯から、前日に駐車場で車上荒らしに遭ったものと判断し、警察署に被害届を提出した。現時点では、端末機はまだ発見されていない。

盗難に遭った端末機は、ガスメーター検針の際にガス使用量のデータを入力するとともに、顧客に渡す検針のお知らせを印刷するためのもので、セキュリティ措置が施されているという。盗難時には、同社のプロパンガスを利用している顧客507名分の氏名、住所、電話番号、ガスの使用状況などが保存されていた。

同社では、被害者に経過を説明し、謝罪するとともに、社内においてさらに指導を強化するなど、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2005/02/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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