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職員が個人情報窃取 退職後も委託先から - 堺市文化振興財団

元職員は、このうちシステムより抜き出した同団体職員92人をはじめ、堺市職員63人、堺市議会議員48人の個人情報については、外部へ流出させたことを認める一方、第三者に対する窃取データの提供については否定しているという。

今回の問題に関しては、2022年3月より「X(旧Twitter)」や「Gmail」を通じて、同団体や職員に対する誹謗中傷の投稿が行われ、堺市職員、堺市議会議員の個人情報なども含まれていた。

投稿では「sacayメイト」会員の個人情報を窃取し、保有していることをほのめかし、個人情報の売却や公開についても言及。こうした状況を受け、同団体では投稿者の特定を進めていた。

その後、同元職員の関与が疑われたことから、証拠を収集。2025年6月に元職員に対してヒアリングを行ったところ、投稿などの行為を認め、データを窃取、保持していたことが明らかとなった。

データが窃取された当時、個人情報にパスワードが設定されておらず、閲覧できる状態だった。また外部記録媒体の使用に関する制限も不十分で、情報を持ち出せる環境だったという。

(Security NEXT - 2025/09/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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