NVIDIAのネットワーク製品に6件の脆弱性 - アップデートを順次提供
NVIDIAのネットワーク関連製品「BlueField」「DOCA」「Mellanox DPDK」「ConnectX」「Cumulus Linux」「NVOS」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
製品によって影響を受ける脆弱性は異なるが、あわせて6件の脆弱性が確認された。「CVE-2025-23256」「CVE-2025-23257」「CVE-2025-23258」の3件については重要度が4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。
「CVE-2025-23256」は「BlueField」の管理インタフェースに判明した認可不備の脆弱性。権限の昇格やサービス拒否、情報漏洩、データ改ざんなどのおそれがあり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.7」と評価されている。
一方「CVE-2025-23257」「CVE-2025-23258」は、「NVIDIA DOCA」に明らかとなった権限昇格の脆弱性としており、CVSS基本値が「7.3」で続く。
このほか「Mellanox DPDK」に関する脆弱性「CVE-2025-23259」、「ConnectX」の管理インタフェースが影響を受ける「CVE-2025-23262」、「Cumulus Linux」および「NVOS」においてハッシュ化されたパスワードがログに記録される「CVE-2025-23261」については、重要度が「中(Medium)」とされている。
脆弱性の判明を受けて、同社は各製品向けにアップデートをリリースした。「ConnectX-4」「同4 LX」については、9月末までに提供する予定。
(Security NEXT - 2025/09/03 )
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