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「FortiOS」に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正実施

FortinetのUTM製品などに搭載されている「FortiOS」にあらたな脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、「FortiOS」が影響を受けるフォーマットストリングの脆弱性「CVE-2024-45324」についてセキュリティアドバイザリを公開したもの。

悪用には高い権限が必要となるが、細工したHTTPリクエストを送信することで、コードやコマンドの実行が可能となる。「FortiOS」のほか、「FortiProxy」「FortiPAM」「FortiSRA」「FortiWeb」なども影響を受ける。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

「同7.4.5」「同7.2.10」「同7.0.16」「同7.0.15」「同6.4.16」にて修正を行った。「同7.6」ブランチについては影響を受けないという。また「FortiProxy」「FortiPAM」「FortiSRA」「FortiWeb」に対してもアップデートが提供されている。

(Security NEXT - 2025/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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