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Ivantiの「ISAC」「N-MDM」に脆弱性 - アップデートで修正

Ivantiは、「Ivanti Secure Access Client(ISAC)」「Ivanti Neurons for MDM(N-MDM)」のセキュリティアップデートをリリースした。悪用は確認されていないとしている。

3月の月例セキュリティアドバイザリとして公開したもの。「ISAC」では、Windows版において権限設定の不備により、ローカル環境で認証されたユーザーによって権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2025-22454」が判明した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.8」、重要度は4段階中、上から2番目に高い「高(High)」とレーティングされている。

一方「N-MDM」では、管理者権限を持つ場合にセッションを維持できる脆弱性が判明した。アドバイザリの公開時点でCVE番号は割り当てられていない。

CVE番号を予約するための基準を満たしていないが、透明性を確保するために修正内容を公開したと説明。CVSS基本値は「6.7」、重要度は1段階低い「中(Medium)」としている。

いずれもアドバイザリの公開時点で悪用は確認されていない。同社は、脆弱性を修正した「ISAC 22.7R4」「同22.8R1」および「N-MDM R112」を提供しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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