Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Fedora Repository」のEOLブランチにRCE脆弱性

オープンソースのリポジトリシステム「Fedora Repository」に脆弱性が明らかとなった。サポート中のバージョンへ更新するよう呼びかけられている。

「同3.8.1」において、zipファイルの解凍処理における不備に起因したパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-23011」が明らかとなったもの。

脆弱性の悪用には認証が必要となるが、任意のJSPファイルをサーバに配置し、リモートよりコードを実行することが可能となる。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.8」と評価し、重要度を「高(High)」とレーティングした。

「同3」についてはサポートが終了している。現在サポート中であり、同脆弱性の影響を受けない最新版「同6.5.1」への移行が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2025/01/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Apache Tomcat」の脆弱性攻撃が発生 - 「WAF」回避のおそれも
サーバ製品「HPE Cray XD670」の管理ソフトに深刻な脆弱性
図書館管理システム「Koha」に複数脆弱性 - アップデートで修正
PerconaのDB管理ツールに深刻な脆弱性 - 更新と侵害有無の確認を
「Microsoft Edge」にアップデート - Chromiumの脆弱性修正を反映
「Chrome」のGPU脆弱性修正、WebKit関連のゼロデイ脆弱性と判明
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートがリリース
「Junos OS」に定例外アップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
サポート終了した「Bitdefender BOX v1」のアップデート機能に脆弱性
「Apache NiFi」にMongoDB認証情報が漏洩する脆弱性 - アップデートで修正