「Chrome 131」をリリース - 12件のセキュリティ修正
Googleは現地時間11月12日、同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 131.0.6778.70」「同131.0.6778.69」、Linux向けに「同131.0.6778.69」をリリースした。今回のアップデートでは機能強化やパフォーマンスの向上のほか、セキュリティに関する12件の修正を実施。CVEベースで8件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。
重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はなく、2番目に高い「高(High)」が1件。レンダリングエンジン「Blink」における実装不備の脆弱性「CVE-2024-11110」を解消した。
重要度が「中(Medium)」と評価される脆弱性として、オートフィル機能やメディア処理、アクセシビリティ機能などに関する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-11111」「CVE-2024-11112」「CVE-2024-11113」含む6件を修正。さらに「低(Low)」とされる1件を解消している。
今後数日から数週間をかけてアップデートを順次展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-11110
CVE-2024-11111
CVE-2024-11112
CVE-2024-11113
CVE-2024-11114
CVE-2024-11115
CVE-2024-11116
CVE-2024-11117
(Security NEXT - 2024/11/13 )
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