Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

7月修正の「SharePoint」脆弱性、悪用が発生 - 米政府が注意喚起

「SharePoint」においてリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2024-38094」の悪用が確認された。米政府が注意を呼びかけている。

同脆弱性は、「SharePoint」においてサイト所有者の権限を持つ場合にリモートより任意のコードを実行できる脆弱性。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」、重要度は「Important」と評価されており、現地時間7月9日の月例セキュリティ更新にて修正を行っている。

同脆弱性に関しては、7月の月例更新プログラムで修正されており、当初悪用は確認されていなかったが、公表の翌日には「CVE-2024-38023」「CVE-2024-38024」などとあわせて実証コード(PoC)が公開されている。

現地時間10月22日に米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、「CVE-2024-38094」の悪用が発生しているとして、「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ同脆弱性を追加。

行政機関へ対応を促すとともに、広く悪用される可能性があるとして注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
進学情報サイトにサイバー攻撃 - 学生情報が流出した可能性
Ivantiのエンドポイント管理やリモートアクセス製品に脆弱性
デバッグ支援ツール「NVIDIA NVDebug tool」に複数の脆弱性
ネットワーク監視ツール「Stork」に脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
GitLab、バグ報奨金プログラムで報告された脆弱性6件を解消
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「Adobe Commerce」「Magento」に深刻な脆弱性 - Adobeと外部で温度差