Cisco、3件のセキュリティアドバイザリを公開
Cisco Systemsは現地時間10月16日、3件のセキュリティアドバイザリを公開し、複数の製品に判明した脆弱性へ対処したことを明らかにした。
重要度が上から2番目に高い「高(High)」とされる1件をはじめ、アドバイザリ3件を公開したもので、いずれも脆弱性の悪用や公開などは確認されていないという。
重要度が「高(High)」とされるアドバイザリでは、「Cisco ATA 190シリーズ」のテレフォンアダプタに判明した8件の脆弱性について説明した。
ウェブ管理インターフェイスなどに判明した脆弱性で、悪用されると、rootユーザーとしてコマンドを実行されたり、パスワードの漏洩、構成の改ざんや削除などが行われるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、8件において認証不備の脆弱性「CVE-2024-20458」がもっとも高く、「8.2」と評価した。
のこる2件のアドバイザリは、重要度を「中(Medium)」としており、「Cisco UCS Central Software」におけるバックアップした構成情報の漏洩や、「Cisco Unified Contact Center」における反射型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性などを明らかにしている。
同社は脆弱性の判明を受けてアップデートをリリース。各製品の利用者に対応を呼びかけている。今回のアドバイザリで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-20280
CVE-2024-20420
CVE-2024-20421
CVE-2024-20458
CVE-2024-20459
CVE-2024-20460
CVE-2024-20461
CVE-2024-20462
CVE-2024-20463
CVE-2024-20512
(Security NEXT - 2024/10/17 )
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