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海外子会社にランサム攻撃、グループのサーバも影響 - 阪和興業

鉄鋼やエネルギー、化学品、木材など幅広い分野を扱う商社の阪和興業は、海外子会社がサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。同社グループで利用するサーバにも影響が及んだという。

同社によれば、9月14日に子会社であるHANWA THAILANDのサーバとパソコンが、ランサムウェアを用いたと見られるサイバー攻撃を受けたもの。現地の捜査機関や関係機関に報告し、端末の停止や初期化など対策を講じた。

今回のサイバー攻撃を通じて同社を含めた同社グループで利用するファイルサーバも侵害されたことが判明。取引先から提供を受けた業務関連情報や、同社の社内情報に関するファイルが保存されていたという。

データが外部に流出したことを示す痕跡などは確認されていないが、影響範囲を分析した上で対象となる取引先へ個別に報告するとしている。

(Security NEXT - 2024/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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