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USBメモリ紛失、内部に患者情報含む可能性 - 沖縄県立病院

沖縄県病院事業局は、県立精和病院においてUSBメモリを紛失したことを明らかにした。内部に患者の個人情報が保存されていた可能性があるという。

同局によれば、同院の職員が資料作成に用いていたUSBメモリを院内で紛失したもの。7月25日にUSBメモリを使用し、その後同月29日に紛失していることに気づいた。

内部には、入院患者向けに服薬や禁煙などの遵守事項を簡易的に記載したデータが保存されている可能性があり、冒頭に患者氏名が記載されているおそれがあるという。

対象となる患者を特定できておらず、人数についても不確定だが、5人以下としている。

院内を捜索したが見つかっていない。同月31日に沖縄県病院事業局、8月2日に個人情報保護委員会へ報告した。

同院では、患者情報をUSBメモリなどへ保存しないこと、持ち出しを行わないことを徹底するよう注意喚起を実施。マニュアルの規定について見直しを実施した。

(Security NEXT - 2024/09/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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