Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

従業員メルアカより送受信メール流出の可能性 - PEファンド運営会社

ジェイ・ウィル・グループでプライベートエクイティファンドを運営するジェイ・ウィル・パートナーズは、従業員1人のメールアカウントが不正アクセスを受け、送受信したメールや添付ファイルが外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、7月2日に従業員のメールアカウントを侵害されたもの。同月9日に不正アクセスを検知し、外部協力のもと調査を行ったところ、同アカウントで過去に送受信したメールや添付ファイルの一部が外部に流出した可能性があることがわかった。

対象となるデータには、7132人に関する氏名や住所、電話番号、会社名、メールアドレスなど個人情報が含まれる。投資などに関する機密情報などが含まれていたかについては、明らかにしていない。

同社では、同アカウントを外部から遮断し、パスワードの変更や外部端末アクセス制限の再設定などの措置を講じた。個人情報が流出した関係者には、順次連絡している。

本誌では同社を取材したが、アカウントが侵害された原因についてはコメントを得られなかった。9月6日の時点で流出した情報の二次被害などの報告はないとしている。

(Security NEXT - 2024/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ