委託先で書類封入ミス、一部資料に別人の個人情報 - 宇部市
山口県宇部市は、「はつらつ健幸ポイント」事業において、参加者に対し、別人の個人情報が記載された書類を送付したことを明らかにした。
同市によれば、6月18日に業務委託先であるタニタヘルスリンクが参加者5479人に対し、ポイント明細、活動レポート、お知らせ、アプリ継続方法の案内など4種類の書類を同封して発送したところ、一部で誤封入が発生したもの。
8グループにわけて作業を行ったところ、1グループ内でポイント明細と活動レポートに記載された氏名と住所が、お知らせに記載された氏名、アプリ「からだカルテ」のログインID、パスワードと異なっていることが判明した。
書類を受け取った参加者から6月21日に問い合わせがあり判明。31人において文書の誤封入による流出が確認された。同日タニタヘルスリンクでは、全参加者のIDとパスワードを変更。書類発送日以降にログインしたユーザーに対し、強制ログオフを実行した。
また強制ログオフまでに51人のログインが確認されている。このうち12人は誤封入や他人の情報の閲覧がなかったことを確認した。本人以外のIDとパスワードでアプリにログインしたユーザーの人数については特定に至っていない。
書類封入時の人為的ミスが原因とし、同市では、引き続き調査するとともに、書類を送付した参加者に返信用封筒を送付して書類の回収を進めている。
(Security NEXT - 2024/07/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
セミナー申込フォーム、確認設定から他者が閲覧可能に - 山口県
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市
フォームで個人情報が閲覧可能に、社内共有時のミスで - スーパーチェーン
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)