Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正

Mozilla Foundationは現地時間4月16日、ブラウザの最新版となる「Firefox 125.0.1」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。

今回のアップデートでは、「AV1コーデック」をサポートしたほか、「PDFビューア」においてテキストの強調表示に対応するなど機能強化を実施している。

さらに脆弱性15件を修正。重要度を見ると4段階中、もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性が9件だった。

解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-3853」「CVE-2024-3856」「CVE-2024-3857」などに対応。域外メモリの読み込み「CVE-2024-3853」「CVE-2024-3855」の修正なども行っている。

さらに「中(Moderate)」とされる5件、「低(Low)」の1件に対応した。あわせて延長サポート版「Firefox ESR 115.10」を提供しており、9件の脆弱性を解消している。

「Firefox 125」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-3302
CVE-2024-3852
CVE-2024-3853
CVE-2024-3854
CVE-2024-3855
CVE-2024-3856
CVE-2024-3857
CVE-2024-3858
CVE-2024-3859
CVE-2024-3860
CVE-2024-3861
CVE-2024-3862
CVE-2024-3863
CVE-2024-3864
CVE-2024-3865

(Security NEXT - 2024/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
顧客情報含むハンディ端末が所在不明に - ミツウロコヴェッセル
サイトが改ざん被害、外部へ誘導される状態に - 京都府社会福祉協議会
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用