Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ivantiの複数製品に深刻な脆弱性 - 早急なパッチ適用を強く推奨

Ivantiは、同社が提供する2製品「Ivanti Neurons for ITSM」「Ivanti Standalone Sentry」に深刻な脆弱性が含まれていることを明らかにした。早急に対策を講じることを強く推奨している。

ITサービスの管理ソリューションである「Ivanti Neurons for ITSM」では、認証されたユーザーが、同製品のサーバに対してリモートよりファイルの書き込みが可能となる脆弱性「CVE-2023-46808」が明らかとなった。

「同2023.3」「同2023.2」「同2023.1」のほか、すでにサポートが終了しているバージョンも影響を受ける。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」においてベーススコアを「9.9」と評価している。

一方エンドポイント管理製品と連携し、アクセス制御などを行う「Ivanti Standalone Sentry」では、隣接するネットワーク内より認証なしにOS上でコマンドの実行が可能となる「CVE-2023-41724」が明らかとなった。

「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.6」。「同9.19.0」「同9.18.0」「同9.17.0」および以前のバージョンが影響を受けるとしている。

いずれもアドバイザリが公開された時点で脆弱性の悪用は確認されていないという。同社では脆弱性を修正するパッチを提供しており、早急に対策を講じるよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/03/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
都立高で生徒情報含むファイルを紛失 - 生徒間に画像が拡散し判明
電子版会員の個人情報がウェブから閲覧可能に - 熊本日日新聞
がん検診受診予定者の個人情報をメール誤送信 - 浦河町
検証機能にバグ、ファイルの問題を検知できず展開 - CrowdStrike
米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
アカウント管理システムに侵害の痕跡、個人情報が流出 - 伊藤忠丸紅鉄鋼子会社