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「Flask App Builder」に脆弱性 - 「OpenID 2.0」使用時に影響

Flaskをベースとしたウェブアプリケーション開発フレームワーク「Flask App Builder(FAB)」に脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

「OpenID 2.0」の認証プロトコルを使用するよう構成している場合に、攻撃者によって不正な権限を取得されるおそれがある脆弱性「CVE-2024-25128」が明らかとなったもの。

攻撃者が細工したHTTPリクエストを用いることで、バックエンドに対し、任意の「OpenID」サービスを使用させることが可能だという。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性は「同4.3.11」にて修正した。アップデートできない場合の緩和策もアナウンスしている。

(Security NEXT - 2024/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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