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GitLabが2月2度目のアップデート、脆弱性やバグに対応

GitLabは現地時間2月21日、同社が提供するGitリポジトリ管理ツールのセキュリティアップデートとなる「GitLab 16.9.1」「同16.8.3」「同16.7.6」をリリースした。

現地時間2月7日に続く今月2度目のアップデートで、「GitLab Enterprise Edition(EE)」「同Community Edition(CE)」向けにリリースした。複数のバグや8件の脆弱性を修正しており、できるだけ早くこれらバージョンへアップデートするよう呼びかけている。

重要度を見ると4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、2番目にあたる「高(High)」とされる脆弱性は「CVE-2024-1451」の1件のみ。

ユーザープロフィールページに明らかとなったクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性で、同脆弱性に関しては2月にリリースした「同16.9」のみ影響を受けるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.7」。

このほか、重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる脆弱性5件や、「低(Low)」とされる2件に対応した。今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-3509
CVE-2023-4895
CVE-2023-6477
CVE-2023-6736
CVE-2024-0410
CVE-2024-0861
CVE-2024-1451
CVE-2024-1525

(Security NEXT - 2024/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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