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米当局、「FortiOS」や「Roundcube」に対する脆弱性攻撃に注意喚起

米当局は、「FortiOS」や「Roundcube」の脆弱性に対する攻撃が発生しているとして注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、2件の脆弱性「CVE-2024-21762」「CVE-2023-43770」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ追加したもの。

米国内の行政機関では、指定期間内に同カタログへ追加された脆弱性へ対応する義務が生じる。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあり、対象機関以外も注意する必要がある。

「CVE-2024-21762」は、Fortinetが提供するゲートウェイ製品が搭載する「FortiOS」の「VPN機能」に明らかとなった脆弱性。

Fortinetが現地時間2月8日にセキュリティアドバイザリを公開し、悪用された可能性があることを示唆した。翌9日にCISAが同カタログへ同脆弱性を追加。日本国内においてもJPCERTコーディネーションセンターが注意喚起を行っている。

またオープンソースのウェブメールクライアント「Roundcube」の脆弱性「CVE-2023-43770」についても悪用が発生しているとして、現地時間2月12日に同カタログに登録した。

(Security NEXT - 2024/02/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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