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SIEM製品「Splunk ES」の調査機能に複数の脆弱性

Splunkは、現地時間1月9日にSIEMソリューションである「Splunk Enterprise Security(Splunk ES)」において脆弱性2件に対処したことを明らかにした。

調査管理機能に明らかとなった「CVE-2024-22165」「CVE-2024-22164」に対処したもの。

「CVE-2024-22165」は、不正な調査を作成してサービス拒否を引き起こすことが可能となる脆弱性。悪用されると、不正な調査を削除するまで調査マネージャーの生成や表示が行えなくなる。

また「CVE-2024-22164」は、調査における添付ファイルにおいて、リクエストサイズが適切に制限されておらず、サービス拒否が生じる脆弱性で、調査にアクセスできなくなるおそれがある。

ともに悪用には調査を作成するための認証が必要で、重要度は「中(Medium)」。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2024-22165」が「6.5」、「CVE-2024-22164」が「4.3」と評価されている。

いずれも「同7.1.2」未満が影響を受けるとしており、「Splunk Enterprise Security 7.3」「同7.2」「同7.1.2」にて修正されているという。

(Security NEXT - 2024/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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