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Apple、「macOS Sonoma 14.2」をリリース - 脆弱性40件に対応

Appleは、米時間12月11日にMac向けに最新OSとなる「macOS Sonoma 14.2」をリリースした。あわせて40件の脆弱性を解消している。

今回のアップデートでは、カーネルに明らかとなった「CVE-2023-42914」やコアサービスに判明した「CVE-2023-42886」をはじめ、「WebKit」「Bluetooth」「探す」などあわせて40件にのぼる脆弱性に対処した。

画像処理やエンコーディング関連の脆弱性なども多数解消。特に「AppleGraphicsControl」に関する脆弱性は13件にのぼり、修正件数を押し上げている。

オープンソースなどソフトウェアサプライチェーンに起因する脆弱性などにも対応。2020年に判明した「ncurses」の脆弱性6件などにも対応している。

同社では、「macOS Sonoma 14.2」とあわせて「macOS Ventura 13.6.3」「macOS Monterey 12.7.2」を提供するとともに、「WebKit」に判明した2件の脆弱性を解消した「Safari 17.2」を提供している。

「macOS Sonoma 14.2」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2020-19185
CVE-2020-19186
CVE-2020-19187
CVE-2020-19188
CVE-2020-19189
CVE-2020-19190
CVE-2023-5344
CVE-2023-42842
CVE-2023-42874
CVE-2023-42881
CVE-2023-42882
CVE-2023-42883
CVE-2023-42884
CVE-2023-42886
CVE-2023-42890
CVE-2023-42891
CVE-2023-42894
CVE-2023-42898
CVE-2023-42899
CVE-2023-42900
CVE-2023-42901
CVE-2023-42902
CVE-2023-42903
CVE-2023-42904
CVE-2023-42905
CVE-2023-42906
CVE-2023-42907
CVE-2023-42908
CVE-2023-42909
CVE-2023-42910
CVE-2023-42911
CVE-2023-42912
CVE-2023-42914
CVE-2023-42919
CVE-2023-42922
CVE-2023-42924
CVE-2023-42926
CVE-2023-42927
CVE-2023-42932
CVE-2023-45866

(Security NEXT - 2023/12/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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