最新ブラウザ「Firefox 120」がリリースに - 脆弱性10件を解消
Mozilla Foundationは、現地時間11月21日にブラウザの最新版となる「Firefox 120」をリリースした。
今回のアップデートでは、プライバシーの保護機能を強化しており、トラッキング情報を除去したリンクをコピーする機能などが追加されている。
さらにCVEベースで10件の脆弱性を修正。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は6件。域外メモリにアクセスする「CVE-2023-6204」や解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-6205」「CVE-2023-6207」などに対応した。このほか重要度「中(Moderate)」「低(Low)」とされるそれぞれ2件の脆弱性を修正している。
iOS版となる「Firefox for iOS 120」では2件の脆弱性に対処。「Firefox 120」とあわせて7件の脆弱性を解消した延長サポート版「Firefox ESR 115.5.0」を提供している。
「Firefox 120」にて修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-6204
CVE-2023-6205
CVE-2023-6206
CVE-2023-6207
CVE-2023-6208
CVE-2023-6209
CVE-2023-6210
CVE-2023-6211
CVE-2023-6212
CVE-2023-6213
(Security NEXT - 2023/11/24 )
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