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「e-Taxソフト」に脆弱性 - 最新版へ更新を

国税庁が提供する「e-Taxソフト」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同3.0.10」および以前のバージョンにおいて、XMLパーサの実装に「XML外部実体参照(XXE)」の脆弱性「CVE-2023-46802」が明らかとなったもの。

細工されたXMLファイルを読み込むとシステム内部にある任意のファイルを読み取られるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「2.5」と評価されている。

同脆弱性は、NECの外山拓氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

同脆弱性は、9月19日より提供されている「同3.0.11」にて修正されており、同庁ではアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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