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ネットバンク不正送金が前四半期の2倍超 - 過去最悪に

被害の内訳をみると、個人における被害が1779件、19億2900万円と大半を占める。前四半期の661件の約2.7倍に増加した。被害額も2.2倍に膨らんでいる。1件あたりの平均被害額は約108万円。

法人における被害は25件と全体から見れば小さいものの、前四半期の13件から倍増。2020年第3四半期以降はひと桁で推移していたが、前四半期以降、増加が続いている。被害額も4800万円から6400万円へと上昇しており、平均被害額は256万円だった。

不正送金被害に対する金融機関の補償状況を見ると、同四半期に対応方針が決定した664件のうち、補償対象となったのは650件。補償率は97.9%だった。

(Security NEXT - 2023/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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