Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PHP向けPDF生成ライブラリに脆弱性 - 過去修正が不十分

URLやHTMLを指定し、画像やサムネイル、PDFなどを生成できるPHP向けラッパーライブラリ「snappy」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

同ライブラリにおいてプロトコルのチェックに不備があり、「PHAR」において信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2023-41330」が明らかとなったもの。3月に「CVE-2023-28115」が明らかとなり、「同1.4.2」にて対策を講じたが、修正部分をバイパスすることが可能だった。

フレームワークや開発コードにおいて同ライブラリを使用している場合、脆弱性を悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

開発者は、同脆弱性を解消した「同1.4.3」をリリース。アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2023/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米政府、Appleやトレンドの脆弱性について注意喚起
患者情報含む書類が所在不明 - 昭和大病院
プレミアム付き商品券の発行事業でメール誤送信 - 唐津市
県立高校生徒会室で生徒情報含むUSBメモリを紛失 - 埼玉県
上半期の不正アクセスによる検挙は188件 - 前年同期比19.3%減
WP向けeコマースプラグイン「Welcart e-Commerce」に複数の脆弱性
Node.JS向けライブラリ「systeminformation」に脆弱性
ネットワーク監視ツール「LibreNMS」に脆弱性 - 「クリティカル」も
個情委、公金受取口座の誤登録問題でデジタル庁に行政指導
「SecHack365」の受講生情報含むPCが所在不明に - NICT