Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顧客情報含む書類約3200件が所在不明 - 大阪府内の郵便局

日本郵便は、大阪府内の郵便局において、顧客情報が記載された書類が所在不明なっていることを明らかにした。

同社によれば、5月7日に東大阪長堂郵便局において、2022年度に取り扱った書類の保存作業を行った際、約3200件を紛失していることが判明したもの。

具体的には、2022年に取り扱った窓口やATMでゆうちょ銀行口座へ払い込みが行われた際の払込用紙控え696件をはじめ、窓口で支払われた公金の原符580件、公金に関する納付依頼書の郵便局控え約1800件、窓口でゆうちょ銀行以外の口座へ振り込みをした際の依頼書およびその記録の郵便局控え159件。

書類によって記載項目は異なるが、氏名や住所、電話番号、送金先口座番号、送金元口座番号などが含まれる。

同社は1月に局舎の移転を行った際に誤って廃棄した可能性が高いと説明。対象となる顧客を特定し、連絡することは困難だという。

(Security NEXT - 2023/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減
高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
あらたな脅威へ対応する設定ファイルが原因に - CrowdStrike障害
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中