Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Citrix ADC」などに複数の脆弱性 - アップデートで修正

Citrix Systemsは、「Citrix ADC」「Citrix Gateway」における2件の脆弱性を解消した。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」の5月9日にアドバイザリをリリースし、アップデートを求めたもの。

管理インタフェースより特定のIPアドレスへアクセスした場合に、任意のファイルを読み込むことが可能となる「CVE-2023-24487」や、特定の構成において影響を受けるクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2023-24488」が存在する。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはそれぞれ「6.3」「6.1」と評価されている。

同社では、「同13.1-45.61」「同13.0-90.11」「同12.1-65.35」「同12.1-FIPS 12.1-55.296」「同13.1-FIPS 13.1-37.150」「同12.1-NDcPP 12.1-55.296」をリリース。利用者に対して早急にアップデートするよう呼びかけている。

同社が提供するクラウドサービスやアダプティブ認証サービスに関しては、これら脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2023/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MOVEit Transfer」にゼロデイ脆弱性 - 侵害状況も確認を
福島原発事故の追加賠償に関する請求書を誤送付 - 東電
講座受講者宛のメールで「CC」送信 - 八代市
個人情報含む手帳を紛失、3月にも - 室蘭総合病院
「Apache Tomcat」に脆弱性 - 過去の修正が不完全で
LINE公式アカウントで非公開のクーポンが表示される不具合
Zyxel製機器の脆弱性、積極的な悪用も - あらたな脆弱性も判明
WP向け人気プラグイン「Jetpack」に深刻な脆弱性 - 早急に更新を
チャリティランナー宛のメールで誤送信 - 国際協力NGO
読者の提供情報を記者が家族に漏洩 - 神奈川新聞