「Adobe Acrobat/ Reader」にアップデート - 脆弱性16件を修正
Adobeは、「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」向けにセキュリティアップデートをリリースした。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性14件を修正している。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてアップデートをリリースしたもの。あわせて16件の脆弱性を解消した。
重要度が3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性14件、次に高い「重要(Important)」とする2件へ対処している。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、コードを実行されるおそれがある「CVE-2023-26405」「CVE-2023-26407」やセキュリティ機能をバイパスされるおそれがある「CVE-2023-26406」「CVE-2023-26408」については、「8.6」とされている。
同社はこれら脆弱性を解消するアップデートを用意。「Continuousトラック」の利用者向けに「同23.001.20143」、「Classicトラック」向けに「同20.005.30467」をリリースした。
適用優先度については、いずれも3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングで更新するよう利用者へ呼びかけている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-26395
CVE-2023-26396
CVE-2023-26397
CVE-2023-26405
CVE-2023-26406
CVE-2023-26407
CVE-2023-26408
CVE-2023-26417
CVE-2023-26418
CVE-2023-26419
CVE-2023-26420
CVE-2023-26421
CVE-2023-26422
CVE-2023-26423
CVE-2023-26424
CVE-2023-26425
(Security NEXT - 2023/04/12 )
ツイート
PR
関連記事
顧客などへのメルマガで誤送信 - 資格講座スクール
患者情報含む書類紛失、ISO審査前の確認で判明 - 浜医大病院
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る
委託先で個人情報を誤送信、半年後に発覚 - 長崎市
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
リモートアクセス経由で侵害、従業員情報が流出か - 三菱製紙
ランサム被害で個人情報が流出した可能性 - オオサキメディカル
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
