Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Apple、macOS向けにセキュリティアップデート - すでに悪用の可能性

Appleは、セキュリティアップデートとなる「macOS Ventura 13.2.1」をリリースし、3件の脆弱性を解消した。他macOS向けにもブラウザのアップデートを提供している。

今回のアップデートでは、アプリよりカーネルの権限でコードを実行されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2023-23514」や、アプリよりユーザーデータを監視することが可能となる脆弱性「CVE-2023-2352」を解消した。

さらに「WebKit」において細工されたウェブコンテンツを読み込むと「型の取り違え」が生じ、任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2023-23529」へ対応している。

同脆弱性については、すでに脆弱性が悪用されている可能性がある。「macOS Big Sur」「macOS Monterey」に対しては、同脆弱性を修正したブラウザの最新版「Safari 16.3.1」をあわせてリリースした。

また「CVE-2023-23514」「CVE-2023-23529」については、「iOS」など同社スマートデバイスも影響を受けるため、あわせて注意が必要となる。

(Security NEXT - 2023/02/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県