Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」の脆弱性を修正

Oracleは、1月17日にリリースした四半期定例パッチ「クリティカルパッチアップデート(CPU)」で「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」に関する脆弱性を修正した。

バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、今回のアップデートであわせて4件の脆弱性に対処。いずれもリモートより悪用されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、「Oracle GraalVM Enterprise Edition」に含まれるコンポーネント「Node.js」に明らかとなった「CVE-2022-43548」がもっとも高く「8.1」と評価されているが、ほか3件の脆弱性ついては、「5.3」以下となっている。

同社は、脆弱性に対処した「Java SE 19.0.2」「同17.0.6」「同11.0.18」「同8 Update 361」および「Oracle GraalVM Enterprise Edition 22.3.1」「同21.3.5」「同20.3.9」をリリース。利用者へアップデートを呼びかけている。

なお、「Java SE 7」については、前回2022年7月の更新で「延長サポート(Extended Support)」が終了。脆弱性が発見された場合も修正されない「持続サポート(Sustaining Support)」へ移行している。

今回の「クリティカルパッチアップデート(CPU)」で「Java SE」や「Oracle GraalVM Enterprise Edition」において修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-43548
CVE-2023-21835
CVE-2023-21830
CVE-2023-21843

(Security NEXT - 2023/01/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消
「Cisco IOS XR」にDoSや署名バイパスの脆弱性 - 修正版リリース
「Zoom Workplace」に複数の脆弱性 - 最新版で修正済み