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JWTのJavaScript実装「jsonwebtoken」に複数脆弱性

具体的には、採番機関であるGitHubでは「CVE-2022-23529」を「7.6」とし、重要度を「高(High)」レーティング。「CVE-2022-23540」については「6.4」、「CVE-2022-23539」を「5.9」、「CVE-2022-23541」を「5.0」とし、いずれも重要度を「中(Medium)」とした。

一方「NVD」におけるCVSS基本値のスコアを見ると、「CVE-2022-23529」「CVE-2022-23540」「CVE-2022-23541」の3件については「9.8」としており、重要度が「クリティカル(Critical)」となっている。「CVE-2022-23539」については、CVSS基本値を「8.1」、重要度を「高(High)」とした。

「CVE-2022-23529」については、Palo Alto Networksが2022年7月に開発チームへ報告したもので、2023年1月に入り詳細が公開されている。一方開発者からは、非常に特殊な条件下のバグでCVSS基本値の評価や「脆弱性」とする判断への疑問、CVEを取り下げるべきだとの声も上がっている。

開発チームでは、2022年12月21日にリリースした「同9.0.0」にてこれら4件の脆弱性について解消している。

(Security NEXT - 2023/01/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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