Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Zoom Rooms」のクライアントに複数脆弱性 - アップデートで修正

ビデオ会議サービスを展開するZoomは、WindowsやmacOS向けの「Zoom Rooms」においてアップデートを通じて脆弱性を修正した。Android版のZoomにも脆弱性が明らかとなっている。

「Zoom Rooms for Windows」では、SYSTEM権限を取得されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2022-36929」が判明。同ソフトのインストーラーに関しても権限昇格の脆弱性「CVE-2022-36930」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはそれぞれ「7.8」「8.2」と評価されており、重要度はいずれも「高(High)」となっている。

一方、macOS向けの「Zoom Rooms for macOS Clients」では、バージョンによって影響は異なるが、3件の脆弱性が公表された。

「CVE-2022-36926」「CVE-2022-36927」は権限の昇格が可能となる脆弱性で、root権限を取得されるおそれがある。CVSS基本値は「8.8」、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2023/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加