ウェブサービスフレームワーク「Apache CXF」に複数の脆弱性
ウェブサービスフレームワーク「Apache CXF」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。
2件の脆弱性「CVE-2022-46364」「CVE-2022-46363」が判明したもの。「CVE-2022-46364」は、MTOMリクエストにおいてサーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)の脆弱性で、開発チームでは、重要度を「重要(Important)」とレーティングしている。
一方、「CVE-2022-46363」は誤った設定が行われている場合に影響がある脆弱性。リモートよりディレクトリの一覧やコードの読み取りが可能にになるという。重要度は1段階低い「中(Moderate)」としている。
米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において「CVE-2022-46364」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価。「CVE-2022-46363」についてはCVSS基本値を「7.5」、重要度を「高(High)」としている。
開発チームでは、12月13日にこれら脆弱性を修正した「同3.5.5」「同3.4.10」をリリース。利用者にアップデートを強く推奨している。なお、「「同3.4.x」については今回が最後のリリースとなる見込み。
(Security NEXT - 2022/12/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Interop Tokyo 2025が開催中 - 恒例企画「ShowNet」が人気
「Interop Tokyo 2025」が6月開催 - テーマ「社会に浸透するAIとインターネット」
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
指標管理ウェブシステムから顧客情報流出の可能性 - 損保ジャパン
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
マンション管理業務主任者登録の申請書類が所在不明に - 国交省